【読了】若い読者のための第三のチンパンジー
実は再読了なんだけど、久しぶりに読んでやっぱり面白かった。
この著者だと「銃・鉄・病原菌」の方が有名だと思うけど、これも十分読ませてくれる。
内容は生物的な人間の本質についてのお話で、そのまま題名にも繋がる。
元々は「人間はどこまでチンパンジーか?」という本の内容をリメイクしたもので、新しい研究成果を取り入れたり、若い人向きに書き直したりしているらしい。
後半の環境問題等に差し掛かるとお説教臭いところが出てくるのは、それが要因だと思う。
この「ジャレド・ダイヤモンド」さんの作品全般に言える事だが、非常に読み易い。日本語に翻訳されているものを読んでいるので、翻訳者さんの腕もあるとは思うが、恐らく文章構成が優れているんだと思う。
学者さんの本は読みにくいものがそこそこ多いので、読んでいてストレスが少ないのは非常に助かる。
タイトル通り、若い人にも読んでほしいオススメの一冊。
追記
書いた後に気づいたが、さっそくボードゲーム要素無視。
タイトルの存在意義ぃ…。